コロナ禍はすでに過去の話となり、国際線の増便や燃油価格の下落で徐々に海外旅行の価格も落ち着いてきましたね。2024〜2025年の年末年始も日取りが良く、9連休に海外へ出かけた人も多いのではないでしょうか。これまでは国内のホテルを主に紹介してきましたが、実は仕事で10年以上海外ホテルやツアーの紹介をしてきたキャリアがあるので、この機会に海外ホテル情報も公開していきます。まずは、日本人にとって最も人気がある海外旅行先と言っても差し支えないハワイから。その中でも、ワイキキビーチ前に佇み”まさにハワイらしい”滞在を楽しめるホテルを紹介します。
ワイキキビーチ前のホテルはわずか6軒
この記事のタイトルにもしていますが、ハワイのワイキキビーチ前に建つホテルはわずか6軒。もっとあるように感じた人もいるとは思いますが、正直旅行者として”ワイキキビーチ前”と言えるのは7軒です。というのも、他のブログやホテル予約サイトの中には、プールサイドや敷地内から直接ビーチにアクセスできるホテル以外に、ホテルと”カラカウアアベニュー(車道)”を挟んでワイキキビーチがあるホテルも”ワイキキビーチ前”と謳っているところがあるから。
- ①:プールサイドや敷地内から直接ビーチにアクセス可能
- ②:道路を挟んでワイキキビーチへアクセス可能
①と②の内、本ブログでは①のみをワイキキビーチ前として紹介します。道路を挟むとそうでないのではホテルステイの体験が天と地ほども差がつくので、この点だけ覚えておいても損はしません。ぜひ頭の中のメモ、またはどこかに記録しておくことをおすすめします。
そしてこの①のホテルの中でも、価格帯やホテル内の様子がそれぞれ異なります。その中でもおすすめの4軒をピックアップ。以下にてそれぞれの特徴を紹介していくので、ハワイ旅行に出かける際の参考にしていただければ幸いです。
ワイキキビーチ前の最高級と言えばここ。5つ星「ハレクラニ ホテル」
”天国にふさわしい館”という意味を持つ5つ星ラグジュアリーリゾートの「ハレクラニ」。ワイキキビーチ沿いに建つホテルの中で最も西の端にあり、ビーチ沿いのホテルの中では一番静かかつゆっくりと過ごせるのが特徴的。また、最高級のホテルというだけあり、ダイヤモンドヘッドとワイキキビーチ、エメラルドグリーンに輝く海を眺められる客室、上質なレストラン、スパ、オーキッドマークが印象的な屋外プール、パラソルとチェアが備わるプールサイドなど、ワイキキエリアの滞在を過ごす上で何一つ不足するものはないと断言できるほど充実した施設とサービスが備わっています。
どの年代にもおすすめ!滞在シーンはグループではなくカップルや夫婦が良いかも
ハレクラニはハワイの伝統的な雰囲気とオープンエアーで開放的なリゾート空間となっているのがポイント。20〜30歳、40〜50歳、60歳以上など、いずれの世代にもおすすめできる内装や施設になっていて、近くに海を感じながらゆったり流れる時間を楽しめます。なお、グループでワイワイというより、2人でゆっくり過ごす人が比較的多いのも特徴の一つです。
「ハウス ウィズアウト ア キー」での朝食体験は忘れずに!
語り尽くせぬほど魅力が詰まったホテルですが、あえて魅力を一つに絞るなら、ホテル内レストラン「ハウス ウィズアウト ア キー」での朝食をおすすめします。オーシャンビューのテラス席が用意されていて、ダイヤモンドヘッドとワイキキの海を眺めつつ、ハワイの風と香りを感じながら優雅な朝食タイムを楽しめるのが特徴的。ブッフェスタイルで、オムレツステーションや和食コーナーなどもあり、朝が待ち遠しくなるほど素敵な”朝活”を楽しめます。
気になる宿泊料金は1泊1室10万円台〜(2名利用で大人1名あたり5万円台〜)
2025年1月現在、Expediaで検索すると、1泊1室10万円台〜(2名利用で大人1名あたり5万円台〜)で予約できるプランが見つけられます。海外のホテルは空室状況によって宿泊料金が変わるダイナミックプライシングを採用していることが多く、ハレクラニもそのうちの一つ。そのため、海外のホテルは”当日見た宿泊料金が概ね最安値”、”次の日確認したら値上がりしていた”というのは日常茶飯事。最近は予約後にキャンセルしても全額返金されるプラン(※直前キャンセルは100%のキャンセル料が発生するのは当然なので、キャンセル期日は要確認ですよ)もあるので、気になったらまずは予約しておくことをおすすめします。
ピンク色の建物がリゾートらしさを際立たせる。5つ星「ザ ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート ワイキキ」
ピンク色の外観が特徴的で”太平洋のピンクパレス”とも呼ばれる5つ星ラグジュアリーリゾートの「ザ ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート ワイキキ」。ワイキキビーチ沿いのホテルの中でも、ロイヤルハワイアンセンターに隣接しているなど、ショッピングや食事に出かけやすい場所にあるのがポイント。1927年開業と、長い歴史と伝統を誇るホテルでもあり、クラシカルな雰囲気も楽しめます。
30歳後半からがおすすめ!滞在シーンはカップルや夫婦だけでなく子連れもあり
ザ ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート ワイキキは敷地が広く、カップルや夫婦だけでなく、子供連れでも楽しめる施設が充実。オーシャンビューを楽しめるプールのほか、後述する「シェラトンワイキキビーチリゾート」のプールエリアも利用できるのがポイント。ウォータースライダーや噴水などがあるので、親子でリゾートを楽しめます。20歳のカップルや新婚はモアナやシェラトンに泊まることが多く、このホテルは30歳後半が多い印象。ゆったり過ごせつつ、アクティブにリゾートを楽しみたい人におすすめです。
パラソル付きビーチチェアを予約して、誰もが羨むハワイ滞在を
ワイキキビーチ前に建つので、当然ホテル敷地内から直接ビーチに直接アクセス可能。しかも、事前に予約することでビーチチェアセットを利用することができるのがポイント。ホテル宿泊客専用のサービスのため、ビーチを敢行している人からの羨望の視線を感じながらリゾートステイを楽しめます。しかも、ホテルの施設「マイタイ バー」で食事とノンアルコールドリンクを注文してビーチで楽しむことも可能(アルコール類はハワイ州の法律によりビーチでの提供は無し、ホテル敷地内なら堪能可能)。人気が高いため、利用するのであれば早めにホテルで予約することをおすすめします。
気になる宿泊料金は1泊1室9万円台〜(2名利用で大人1名あたり4.5万円台〜)
2025年1月現在、Expediaで検索すると、1泊1室9万円台〜(2名利用で大人1名あたり4.5万円台〜)で予約できるプランが見つけられます。海外のホテルは空室状況によって宿泊料金が変わるダイナミックプライシングを採用していることが多く、ザ ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート ワイキキもそのうちの一つ。そのため、海外のホテルは”当日見た宿泊料金が概ね最安値”、”次の日確認したら値上がりしていた”というのは日常茶飯事。最近は予約後にキャンセルしても全額返金されるプラン(※直前キャンセルは100%のキャンセル料が発生するのは当然なので、キャンセル期日は要確認ですよ)もあるので、気になったらまずは予約しておくことをおすすめします。
また、このホテルはマリオットグループなので、Marriott Bonvoyメンバーの人にもおすすめです。
上質とカジュアルと兼ね備えた4つ星「シェラトン ワイキキ ビーチリゾート」
前述した「ザ ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート ワイキキ」に隣接し、姉妹ホテルでもあるのがこの「シェラトン ワイキキ ビーチリゾート」。ワイキキビーチ沿いのホテルの中では比較的落ち着いた価格帯で予約できるのがポイント。ハレクラにやロイヤルハワイアンと比べるとワンランク落ちるホテルですが、そこはさすが”シェラトン”ブランド。しっかりと上質な空間が担保されています。あまり高級すぎると落ち着かないという人にとっては、カジュアルさも感じられるのでおすすめ。ただ、このホテルはリゾートらしいというより、館内はシティホテルのような雰囲気なので、オープンエアーな雰囲気の中で滞在したいのであれば、避けた方が良いかもしれません。
20〜30歳におすすめ!滞在シーンはカップルや夫婦、子連れ、グループもあり
シェラトン ワイキキ ビーチリゾートは客室数が1,600を超える大型リゾートホテル。客室は一般的なシティビューからファミリールーム、オーシャンフロント、スイートなど多彩なタイプが特徴的。ビーチアクティビティやカルチャーアクティビティ、オプショナルツアーのほか、ハワイ州公認託児所など、グループ旅行でワイワイと過ごせるサービスや施設が充実しているので、子供連れや2世帯旅行、友人とのグループ旅行で楽しめます。客層も比較的若い世代が多いので、ゆったりというよりアクティブに過ごしたい人におすすめです。また、ウォータースライダーや噴水など、ワイキキエリアでは最大級のプールを利用できるのも見逃せません。
このホテルに泊まるならエッジ・インフィニティプールは外せない!
このホテルを紹介するのに外せない施設が「エッジ・インフィニティプール」。”インフィニティプール”の名前の通り、プールと海が一体化したようなプールになっていて、ダイヤモンドヘッドと輝く海を眺めながら優雅な滞在が可能です。プールサイドにはチェアやカバナもあるので、日光浴しながら爽やかなハワイの風を感じてみるのもあり。当然宿泊客専用で、他のホテルのゲストがいないのも特筆すべきポイント。なお、それでもサンセットタイムは混雑しているので、少し早めにプールに行って場所を確保した方が良いかも。また、このプールは16歳以上専用となっています。
気になる宿泊料金は1泊1室8万円台〜(2名利用で大人1名あたり4万円台〜)
2025年1月現在、Expediaで検索すると、1泊1室8万円台〜(2名利用で大人1名あたり4万円台〜)で予約できるプランが見つけられます。海外のホテルは空室状況によって宿泊料金が変わるダイナミックプライシングを採用していることが多く、シェラトン ワイキキ ビーチリゾートもそのうちの一つ。そのため、海外のホテルは”当日見た宿泊料金が概ね最安値”、”次の日確認したら値上がりしていた”というのは日常茶飯事。最近は予約後にキャンセルしても全額返金されるプラン(※直前キャンセルは100%のキャンセル料が発生するのは当然なので、キャンセル期日は要確認ですよ)もあるので、気になったらまずは予約しておくことをおすすめします。
また、このホテルはマリオットグループなので、Marriott Bonvoyメンバーの人にもおすすめです。
正直旅行者の最推し。リゾート感あふれる4.5星「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート & スパ ワイキキ ビーチ」
リゾートに行くならリゾートらしい滞在をしたい正直旅行者としては最も推したいホテルが、この4.5星「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート & スパ ワイキキ ビーチ」。1901年開業と、ワイキキビーチ沿いのホテルの中では最古の老舗で、白亜の宮殿を思わせる外観や数々のVIPを迎えてきたことから”ワイキキのファーストレディ”とも呼ばれています。他のホテルと比べると規模感は小さくなるものの、コロニアル様式の外観や内観、ハワイの風を感じられる開放的な造りなど、最もリゾートらしさを楽しめるのが最大のポイント。
全世代におすすめ!滞在シーンはカップルや夫婦の2名旅行
モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート & スパ ワイキキ ビーチは、客層としては日本人は若いカップルや夫婦が多いのが特徴。よく新婚旅行や結婚式にも使われているホテルです。一方で欧米系の人達はリタイア後のリゾートライフ先として利用しているらしく、60歳以上の夫婦で訪れているのも印象的。ホテルの外観や内観を見れば、2人でゆっくり過ごしたい気持ちも理解できます。グループ旅行でワイワイと過ごすというよりは、ゆったり静かにリゾートライフを楽しみたいという人におすすめです。
「ザ・ベランダ」での朝食体験は忘れずに!
このホテルに泊まるなら、少し高くなっても朝食付きプランで予約することを強く推奨します。ビーチ前に建つからこそ、海を間近に感じられながら食事を楽しめるレストラン「ザ・ベランダ」で朝食を楽しめます。オープンエアのパティオで、エッグ・ベネディクトやスクランブルエッグなどの卵料理、特製のマンゴー・パンケーキなどを味わってみて。また、滞在中に和食が恋しくなったら焼き鮭や味噌汁などの日本食も用意されています。
気になる宿泊料金は1泊1室7万円台〜(2名利用で大人1名あたり3.5万円台〜)
2025年1月現在、Expediaで検索すると、1泊1室7万円台〜(2名利用で大人1名あたり3.5万円台〜)で予約できるプランが見つけられます。海外のホテルは空室状況によって宿泊料金が変わるダイナミックプライシングを採用していることが多く、モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート & スパ ワイキキ ビーチもそのうちの一つ。そのため、海外のホテルは”当日見た宿泊料金が概ね最安値”、”次の日確認したら値上がりしていた”というのは日常茶飯事。最近は予約後にキャンセルしても全額返金されるプラン(※直前キャンセルは100%のキャンセル料が発生するのは当然なので、キャンセル期日は要確認ですよ)もあるので、気になったらまずは予約しておくことをおすすめします。
また、このホテルはマリオットグループなので、Marriott Bonvoyメンバーの人にもおすすめです。
ビーチ前にこだわらないなら“近く”のホテルも検討の余地あり
上記でビーチ前のホテルを紹介してきましたが、どうしても予算の都合が合わない場合、ビーチ前ではないけれど、“近く”のホテルを検討してみるのもあり。ハイアットやマリオットなどが該当するので、気になる人はこちらの記事をチェック!
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